【健康診断項目】糖尿病と言えば「HbA1c(NGSP)」
明木戸
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2型糖尿病は、すい臓から分泌されるインスリンというホルモンの働きが低下し、血糖値が慢性的に高くなってしまう病気です。2型糖尿病は、一度発症してしまうと治すことができません。また、様々な合併症のリスクを高め、失明や足の切断に至ることもあり、最悪の場合、寿命も短くしてしまいます。
糖尿病は、遺伝子が関係することがわかっています。中国人の一卵性双生児を追跡調査した結果、男性なら37%、女性なら88%が、遺伝子の影響により糖尿病を発症することが示唆されています。1※1
「遺伝子の影響」については、文化や習慣、研究対象などにも影響されるため、必ずしも体質の影響が定まったわけではなく、今後さらなる研究の必要性があります。
2型糖尿病の体質リスクが高い人は、他の人に比べて環境リスクが少ない場合でも発症してしまうことがあるので、特に注意しましょう。
糖尿病は60歳以上男性では5人に1人が「強く疑われる」もっとも身近な病気です。
「糖尿病が強く疑われる者」の割合(20歳以上、性・年齢階級別、全国補正値)2
⚠️ 喉が渇く
⚠️ 継続的な水分摂取量の増加
⚠️ 排尿回数が増える
⚠️ 視力低下
⚠️ 手足のしびれ
など
など
ご自身の体質リスクに留意し、生涯発症させないよう上手に予防しましょう。