高血圧

残暑に注意。油断しがちな”血圧”――秋口に上がりやすいのは「気温」より“温度差”と“脱水”

M.Y

9月に入ってもまだまだ残暑が続いています。

外は蒸し暑く、屋内は冷房でひんやり。
この温度差と、汗で水分・ミネラルが失われることが重なると、
自律神経の負担が増え、血圧の変動幅が大きくなりやすくなります。

頭痛やだるさ、ふらつきが増えるのは、体のサインかもしれません。

残暑×高血圧:よくある3つの落とし穴

  1. 脱水による血液の濃縮
    汗で体の水分が減ると、血液中の水分が相対的に減って
    血液がドロドロの状態になり循環に負担がかかります。
    その結果、血圧が上がりやすくなってしまいます。
    こまめな水分補給を心がけましょう。

  2. 暑い屋外↔冷房室内の“急な温度差”
    急冷・急温は交感神経を刺激し血管収縮→血圧上昇につながります。
    簡単に脱ぎ着できる上着などを使い、夏でも温度差5℃以内を意識して過ごしましょう。

  3. “隠れ塩分”の取りすぎ
    麺のスープ・タレの使い過ぎ、加工食品の増加なで食塩が過剰になりがち。
    日本では減塩が最重要で、高血圧の人は1日6g未満が強く推奨されています。
    麺のスープを残したり、付属のソースやドレッシングを使い切らないなどの工夫が必要です。

「このタイプの人」は残暑に注意

  • 外回り・通勤で屋外と冷房の往復が多い
  • 麺類・丼・惣菜など外食が中心
  • 睡眠6時間未満が続いている
  • 健診で“血圧やや高め”と言われた40代以降
  • 糖尿病・脂質異常症・喫煙などリスク要因が重なる

今すぐできることから予防を

1) こまめな水分補給を:基本は「水・麦茶」

起床後にコップ1杯の水または麦茶、外出前にもう一杯飲むようにしましょう。
外出時もお水を持ち歩きましょう。

2) 食事:減塩+カリウムを“食事から”

加工品・麺類のスープは残すよう心がけましょう。
減塩(1日6g未満が理想)を意識して

それに加えてカリウムが豊富な野菜・果物(トマト、ホウレンソウ、豆、バナナ、アボカド等)を摂り入れましょう。

注意:腎疾患のある方や特定の薬(利尿薬など)を使っている方は、医師へご相談ください。


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4) 血圧の“見える化”:家庭血圧を習慣に

  • 起床後1時間以内と寝る前の1日2回、毎日測定をして状態を把握しましょう。
    基準の目安(家庭血圧):135/85mmHg以上が続くなら、受診の検討を。

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まとめ:小さな一手を“毎日”続ける

残暑を賢く乗り切るカギは、「小さな工夫を続けること」
今日からできる一手を、無理なくはじめて血圧の上昇を防いでいきましょう。


出典:国立循環器病研究センター/WHOガイドライン/日本高血圧学会
本記事は一般的な健康情報の提供を目的としたもので、診断・治療を代替するものではありません。既往症のある方、服薬中の方、妊娠中の方は、必ず医師・薬剤師にご相談ください。

将来への備え:保険の見直しも“今”が好機

生活改善でコントロールを目指すのと同時に、もしもの入院・手術・重い後遺症への備えがあると安心ですね。

生活改善とあわせて、保険の見直しも今のうちに検討しておきましょう。

高血圧の既往服薬の有無で加入条件や保険料が変わる場合があるため、体調が安定している今のうちに比較・相談しておくと選択肢が広がります。

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