大腸がん

【健康診断シーズン】大腸がんは早期発見で“5年生存率90%以上”――だから「必ず」受けましょう。

安嶋

秋は健康診断の季節。仕事や学校、健保の案内で「そろそろ健診の時期か」と感じる人も多いでしょう。
血圧や体重、血液検査などさまざまな項目の中で、つい軽く見られがちなのが「便潜血検査」です。
「2日分の便を採るのが面倒」「お腹の調子が悪くないから大丈夫」――そう思っていませんか?

実はこの“たった2日分の検査”が、大腸がんを早期に発見できる最も簡単な方法なのです。

■ 40代以降に急増する「大腸がん」

日本ではいま、大腸がんは男女ともに死亡数の上位に位置しています。特に女性ではがん死亡原因の第1位。
しかも近年は食生活の欧米化や運動不足、肥満、飲酒などの影響で、40代から増え始め、50代で急増しています。

多くの人が「がん」という言葉に不安を感じながらも、検査となると尻込みしがち。
でも、大腸がんの早期発見・治療のカギは「便潜血検査」と「内視鏡検査」にあります。

■ 便潜血検査の精度と限界

便潜血検査は、便の中にわずかな血液が混じっていないかを調べるシンプルな検査。
これで陽性が出た場合、その一部の方にがんやポリープなどの病変が見つかるといわれます。

ただし、“陰性=大丈夫”ではない点にも注意。
ポリープやがんがあっても、その日たまたま出血していなければ陰性になることがあります。
だからこそ、毎年の検査が大切。1回だけでは見逃されるリスクがあるのです。

■ リスクが高い人は「内視鏡検査」を

最近の研究では、遺伝的に大腸がんのリスクが高い人や、生活習慣にリスク要因が多い人は、40歳前後から内視鏡検査を受けるべきという見解が増えています。
たとえば、以下に当てはまる人は要注意です。

  • 家族に大腸がんの既往がある
  • 肥満、運動不足、喫煙習慣がある
  • 脂っこい食事・肉中心の食生活
  • 便秘が続く、または下痢と便秘を繰り返す
  • 遺伝子検査で大腸がんリスクが高めと出た

こうした人は「便潜血+内視鏡」のダブルチェックを。
Zene360のゲノム検査でリスクが高めと出た人は、医師と相談のうえで1〜2年おきの内視鏡を検討することをお勧めします。

■ 最新研究から見えてきた“若年発症”

2020年代に入り、世界的に「若年性大腸がん」が増えています。
米国では、50歳未満の患者がこの10年で約2倍になったという報告も。
日本でも20〜30代の発症例が確実に増加しています。
背景には、食生活・腸内環境・ストレス・睡眠不足などの複合要因があると考えられています。


■ 早期発見で「9割が助かる」時代。まずへ健康診断へ。

大腸がんは、早期であれば9割以上が完治します※します。
しかも、早期なら内視鏡でポリープを切除するだけで治療が終わることも。
だからこそ、「痛みも出血もないから平気」と放置せず、検査を“習慣”にすることが大切です。

(※5年以上生存率が9割)

便潜血検査は、見た目以上に命を守る検査です。
「今年はまだ受けていない」という人は、今すぐ健診予約を。

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出典:
国立がん研究センター がん情報サービス
日本消化器学会
ACS報告(American Cancer Society(アメリカがん協会))


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